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丸山あかね「耳と文章力」
書名:耳と文章力―上手な文章を書く秘訣
価格:1,365円
先日、池袋のジュンク堂でタイトルに惹かれて買ったのですが、
内容も面白かったっ。
絶対音感と同じように絶対文章感という正しい日本語を適切に、
かつ簡潔に文章化できる才能・能力もあるのかと疑問に感じた著者が、
様々な作家や学者、ろう者といった方々にインタビューをしていく中で、
文章力というのは生まれつきの才能に左右されるモノなのか調べていく本。
話が進んでいく中で、文章を書く力というのは耳から育つものというのですが、
日本の手話と日本語は関係があるけれど、ろう者の方にとっては別物という話や、
耳と文章力が直結するというのは非常に盲点で面白く感じました。
人間が言葉を覚えるプロセスの中に、周りからの音というのが色濃くあるのは
考えてみればその通りで、赤い色が赤という概念を認識するのは、
周りの人がこれは赤いと言うから、ごく自然に自分も覚えてきたわけで。
さらに、文章におけるルール(てにおはの使い方であったり、文法であったり)というのも、
自分の周りが単語と単語をこうやって操るからだということがまずあって、
読んだ本にこう書いてあったらといった視覚情報から覚えるのはだいぶ後になってから。
自分は親に相当読み聞かせをされて育ったらしく(同じ絵本を何十度も読んでくれとせがまれたとか)、
その点恵まれていたのかなぁなんて思います。
読み聞かせだけでなくて、親にとっては初めての子どもでしたから、
周りの大人に言葉を投げかけられる頻度も多かったのだと思います。
好きな文章を口に出して読む癖なんかも今でもあって、
耳から自分の文章を書くという力を育ててもらって、自分でも伸ばしていたのだと目から鱗が落ちる作品でした。
かなりおすすめなので興味を持たれた方は是非どうぞ-。
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